標準的な遺伝子発現解析を目的としたRNA-Seqのオプションです。ライブラリ調製のオプションとして、poly-A選択法あるいはrRNA枯渇法によるrRNA除去が可能です。FFPE由来など、分解の進んだRNAサンプルに対してはrRNA枯渇法が推奨されます。ジーンウィズでは超微量のRNAに対するライブラリ調製 Ultra-Low Input RNA-Seqにも対応しています。
ストランド特異的RNA-Seqでは、通常の発現解析に加え、RNAがセンス・アンチセンス鎖のどちらのDNA鎖から転写されるかが区別されます。アンチセンスRNAは遺伝子発現の調節に関与していることが示されており、ストランド特異的RNA-Seqでは遺伝子発現のより包括的な解析が可能になります。ノンコーディングRNAを含む、全遺伝子(small RNAを除く)の発現解析を目的とする場合は、ストランド特異的かつrRNA枯渇法によるライブラリ調製が標準仕様となります。
Single-cell RNA-Seq は、1,000~10,000細胞のオーダーで、細胞個々の遺伝子発現を調べます。標準的なRNA-Seqが全細胞にわたる平均的な遺伝子の発現状態を検出するのに対し、Single-cell RNA-Seqでは、細胞集団中における部分的な集団での発現特性の同定から、1つ1つの細胞レベルまで、遺伝子発現を高感度に検出することができます。